オーディオユニオン お茶の水店


ピュアオーディオ、エントリーからミドルクラスまでを取り揃えるお茶の水のオーディオショップ
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オーディオ機器をを修理に出すまで(その①)


オーディオ機器も機械ものです。スピーカーでもアンプでも必ずいつかは故障してしまう運命です。たとえ大切に使用していてもこればかりは仕方ありません。

皆さん意外とお困りのようで、当店でも修理のご相談をよく承ります。 故障してしまったとき、修理はどうしよう・・・。買ったところに出さなきゃいけないのかな?そもそも結構古いし・・・。なんか変な音が出るけど何が壊れてるかわからない・・・。などなど。

私たちは毎日製品と向き合っているため、故障とも沢山遭遇しています。ですので少々鈍感になってしまっているところもあるのですが、ユーザー様からすれば、わからないことだらけなのではないかと思います。そもそも取扱説明書に書いてあるメーカーの問い合わせ先が無くなっていたり、メーカーそのものが無くっていたり。

今回はそんな故障に関するあれこれをまとめて置こうと思います。

故障かな?と思ったら



分かりやすい故障の場合はいいんです。CDトレイが開かなくなったとか、何をいれても「NO DISC」になる、といった場合は間違いなくCDプレーヤーの故障です。自信をもって修理をご案内出来ます。

問題は「片チャンネルから音が出ない」や、「音が歪む」、「ノイズが出る」、など何が原因かわからないパターンです。スピーカーなのか、アンプなのか、それともプレーヤーか・・・。セパレートアンプやD/Aコンバーターを分けて接続されていればなおさらです。何が原因でトラブルが発生しているのか突き止める必要があります。

実際にあった事例で、「音が出ない」という症状でコントロールアンプ・パワーアンプを何度も修理に出されたお客様がいらっしゃいました。が、メーカー様でチェックしても何の故障も見当たりません。予見修理をしてもまた症状が再発してしまう・・・という状況でした。

何回目かの修理でやはり「問題無し」と診断されたとき、お客様と改めてセットについてお話していると「そういえば○○のクリーン電源を使っています」というお話に。結局、クリーン電源の出力が低下しており、アンプが誤動作を起こしていたというトラブルでした。(この時以来、どんな故障内容でも使用機器をできるだけ伺うようにしています。)

もし、故障かな?と思ったら、まずはトラブル原因の特定。これが一番大事です。お金をかけて修理をしたのに、原因は他だった、となると時間も手間ももったいないですよね。

故障機器を特定する

スピーカーなのか?アンプなのか?なにが故障しているのかわからない場合、まずは故障個所の特定を試みます。

一番最初にすべての接続・設定が正しく行われているか確認してください。端子の取り付けが緩んでいたり、スピーカーケーブルが外れかかっていたり、意外に簡単な処置で解消する場合もあります。また、先程の例の場合もありますので、クリーン電源等の追加アクセサリーを使用している場合は出来るだけ取り外してください。

さて、接続を確認した後は、出口に近いところからチェックしていきます。まずはスピーカーから確認しましょう。

手順は簡単です。アンプとスピーカーの間の左右の結線を入れ替えるだけです。仮に左チャンネルに再生音にノイズがのる、という症状だったとしましょう。もし左チャンネルスピーカーの故障の場合、左右結線を入れ替えても変わらず「左チャンネルからノイズ」が出るはずです。
故障がスピーカーではなく、スピーカーより前の段階で発生していた場合、今度は「右チャンネルからノイズ」が出てくることになります。この場合、アンプより前の機器(アンプ・プレーヤー)の故障と判断します。

それではアンプ以前の故障と仮定して一度スピーカーケーブルを元に戻しましょう(戻さないと訳が分からなくなります・・・)

今度はアンプとプレーヤーの間をチェックします。アンプとプレーヤーの間のケーブルを先程と同様に左右入れ替えます。変わらず「左チャンネルからノイズ」という症状が発生するようであればアンプの故障と判断できますね。CDプレーヤーに問題がある場合「右チャンネルからノイズ」が出てくることになります。

DACやセパレートアンプなど、機材が増えた場合でも、この要領で故障機器を特定することができます。二度手間を防ぐためにも、修理に出す前に、まずはどの機械がおかしいのかしっかり確認しましょう。


 

もちろん、もっと簡単に入力ソースの切り替えだけで判断できる場合もあります。逆に切り分けの難しいアナログ関連やケーブルのトラブルの場合など、一筋縄でいかない場合も多いです。(「D/Aコンバーターがロックしない」といったトラブルの場合、ケーブルの相性が悪く、ケーブルの交換でしか対応できないこともあります。)結局、どこが悪いのかわからない・・・という時はお気兼ねなくお店にご相談ください。症状や機材を伺うことでどこが悪いのか、判断できる場合もあります。


デジタル簡易テスターとストロボスコープ

最後に、故障チェックの時にあると便利なグッズもご紹介しておきます。簡単なもので結構ですのでテスターとオーディオチェックCDを常備しておくと便利ですね。テスターがあればケーブルの導通や電圧のチェックなどアクセサリー関係のチェックが可能になりますし、スイープ音の収録されたオーディオチェックディスクがあれば、すぐにスピーカーをチェックすることができます。あとレコードの場合は回転をチェックするストロボスコープもあると良いですね。

さて、故障機材の特定が出来たら次はいよいよ修理出しです。(次回に続く

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